白山 大白川 箱谷左俣遡行周回     戻る


メンバー 僕 YSHRさん スズケン


2016年10月2日



白山 大白川 箱谷左俣遡行

平瀬登山口2:50〜白水湖〜湯谷3:40〜箱谷出合5:12〜左俣へ取付7:00〜左俣合流7:58〜別山山頂9:44〜50〜縦走路〜南竜11:18〜平瀬道分岐12:38〜大倉山避難小屋13:15〜平瀬登山口14:08

今日も3人でアドベンチャーに出かけた、悲しいかな雨男のスズケンは相変わらず雨を降らせていた。カッパを着て暗闇のダム湖に向かって歩き出す、もう通い慣れたこの道はGPSを見なくても下降点が分かるベテランになってきた。
先週よりダム湖の水位は下がっているようで歩きやすい、埋没林も根っこが水面から出ていた。今日もあっさりと湯谷に降り立ち暗闇を遡行していく。

雨は一向に止まなくいつしか3人口数が少なくなっていた。雨の暗闇は心がブルーになる…。出発から2時間20分、箱谷出合に着きそのまま遡行していく。まだ真っ暗で何も見えないが空は徐々に明るくなってきた。暑くも寒くもない気温だが雨だけはいただけないな。休憩してルート確認をする、そしてやっと明るくなってきた。

明るくなってもガスで見えない、心臓に悪いが行くしかない。左俣に入渓するには岩壁のクライミングをしないといけないはず、かなり危険なので出合を過ぎて一つ向うの沢から尾根に登り上げ下降する予定だ。出合を見上げるとどこが沢か岩壁か分からない、水も流れてないのでそう見える。それ以前にガスで上部が良く分からない。こんな怖い所は御免だ、スズケンは青ざめていた。

本流から外れ予定の沢を詰めて行く、地図には岩マークがずらり…さて何が出てくるやら…。ガレた沢を詰める、かなり急こう配でスリップしたら止まらないだろう。ハンマーのピックを突き刺しながら登っていき尾根に出た。反対側にはすぐそこに左俣の流れが見える。ナイスルーファイ!これ以上完璧で安全なルートはないだろう。重い登攀具を背負ってきたがロープすら使うことが無かった。

さあ後は左俣を詰めるだけ、核心部はないだろう。左俣は別山まで緩傾斜で歩きやすく先週と違いきれいな渓谷、紅葉も綺麗だ、これぞパラダイス。いつしか雨もやみ青空になっていた。ルンルン気分で遡行していく、前方には稜線が見えてきた。藪漕ぎ無しの草原のようだ。水が切れた所でシューズに履き替えて別山を目指す。後方には白水湖も見えていた、さあもうそこが山頂、頑張りました。ドンピシャ山頂に登り上げた。

別山最奥の箱谷を攻略しました、もう最高だ。しかしゆっくりしてられない、帰らないと…。縦走路を行き南竜から展望コース、今日は白山に寄らずに分岐から平瀬道を下った。終わってみれば11時間、楽しかった。。。

下流部は広い。

徐々に雰囲気が出てくる。

岩のお化け。

左俣に行くためガレ沢を詰めて行く。

細い尾根に登り上げた、左俣はすぐそこ。

別山目指して。

高度を上げて行く。

際どい登り。

パラダイスが見えてきた。

振り返ればマンダム。

沢の醍醐味。

頑張りました。

核心部はここだ。